鈴木 宏和

Hirokazu Suzuki

CFO / Regenerative Business Designer

My Purpose

人生のパーパスとこれまでの旅路

「太陽として燃え、自分と仲間をひらき、まだ見ぬ未来を共に創る」

地球温暖化に危機感を抱き、京都大学でエネルギー科学を専攻。
三井住友銀行、KPMG(国際会計事務所)、木こり等を経て現職。
KPMGでは14年間に亘り、企業再生及びM&Aに従事し、JAL再生では財務アドバイザー(現場責任者)として、稲盛和夫氏による経営再建を支援。
3.11.以降、電力システム改革、大手電力・ガス会社等の再編に携わり、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)の調査活動を主導。
その後、木こりを経て、JALに投資した官民ファンドである地域経済活性化支援機構及び日本人材機構にて地方創生を主導し、2021年からmusuhiに合流。
NPO法人 薩摩リーダシップフォーラムSELFにおいてはアドバイザー / ソーシャルイノベーション事業部長を務めている。

Works

取り組んできたこと

JAL再生

JAL再生では財務アドバイザー(現場責任者)として、更生計画(中期経営計画)の策定、債権者との協議、第三者割当増資及びリファイナンスの支援を行いました。
JAL再生のプロセスを通じて、稲盛和夫さんという稀代の経営者の経営を近くで感じられたことは、僕自身の経営観そして人生観にかなり大きな影響を与えています。JALはあれだけの規模の売上高1兆円を超える企業ですが、超官僚的組織で小説『沈まぬ太陽』を地でいくような組織でした。そんな組織が本当に蘇った姿を間近で見ることとなり、人や組織の可能性、そして経営って本当に面白い、まさにアートだと感じています。
また、稲盛さんは経営数値や管理会計にも滅茶苦茶うるさい方ですが、同時に見えないもの、自分を超えた存在との対話こそが、本質だと捉えておられます。稲盛さんから在り方の経営の本質を学ばせて頂きました。大切にされている「敬天愛人」という言葉をまさに体現されている方です。

東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)

学生時代から地球温暖化に危機感を抱き、3.11.以降は電力ガスシステム改革に携わっていました。国際会計事務所の世界的なネットワークを活用して、欧米の先進事例を基に、発送電分離やガス導管分離といった、日本の3.11.後の電力•ガスシステムの制度設計を支援していました。
縁あって国会の下で東京電力福島第一原子力発電所事故の調査を主導しました。僕自身が調査執筆した分野は「第5部 事故当事者の組織的問題点」といって、東京電力の経営陣や規制当局がどのような意思決定をした結果、あの事故が起きたのか?事故の原因を組織的問題点から明らかにするというものでした。

当時の自分にとっては自己実現の極みのようで、自分の人生はこの仕事の為にあったと思えるような体験でした。しかし、日本の国際信用力を守るという成果は達成できたものの、国会そして日本社会は事故の根源的原因には正面から向き合えず、僕自身は日本社会のシステム変革に格闘してずっと苦しんできました。そして「なぜ日本社会は。。。」という終わらない問いをずっと問い続けてきました。

ところが最近、musuhiの合宿で、石川世太から「ヒロさん(私)の国会事故調での仕事が、心理的安全性について書かれた『恐れのない組織(エドモンドソン著)』に紹介されていますね。」と言われて本を読んだところ、自分の中に衝撃が走りました。
ハーバード•ビジネススクールやアメリカ社会をはじめ、世界があの事故から内省するのに十分な材料を、自分は全力で提供できた事に改めて気づきました。自分自身の過去に対する認識が大きく変化し、自分に対する心からの労いの気持ちとともに、今まで猛烈に自分を責めてきた、自分そして日本社会をジャッジする声が止み、とても人生が楽になりました。そしてこの自分の人生の体験を通じて、どのような「意識」で自分そして社会を観ているかに自覚的であることは、とても大切だと考えています。

森のリトリート

僕自身が森のリトリートに参加したのは、電力ガスシステム改革に携わっていたタイミングで、色んなことを悶々と考えていたタイミングでした。大手電力会社の企画担当常務との予定されていたドイツ出張が急になくなり、本当に絶妙のタイミングだったと思います。

森のリトリートでは富士山•山中湖で、ゆっくりと森の中で一人の時間を味わいます。
参加したのはビジネス編で「なぜ、あなたは今のビジネスをしていますか?」という問いを渡されました。社会のためとか、日本のためとかキレイなことが出てくるのかと思いきや、自分の中から湧いてきたのは「降り方がわからない」という言葉。
自分は今まで、「人からの評価」という敷かれたレールの上を歩いてきたことに気づきました。いい大学に入り、いい会社に勤め、社会的に意義ある仕事のスケールをどんどん大きくしていました。そんなことをしてきたけれども、本当はそこから降りたくて、本当の自分が望んでいることをやりたいと思っているけれど、どうすればいいかわからない。
その真実は、自分にとってはとても不都合な真実ではありましたが、向き合わざるを得ないと感じ、KPMGを辞め自分自身の人生を歩くことを決めました。

森は本当に深い気づきや洞察を人生に与えてくれると思います。今でも大切なタイミングでは森や海などの豊かな自然の中で、ゆったりとしたスペースを取るようにしています。
そして森のリトリートを提供している、株式会社森への一員として『森や自然からのメッセージを感じ取り、知恵として生かす力を取り戻し、自分の中に森を育み、つながりを思い出して、地球とともに生きることに貢献する。』をMissionとした活動も行なっています。
鹿児島には多様な離島もたくさんあるので、「離島でリトリート」しながら、地球をみんなで楽しんでいきたいと思っています。

薩摩リーダシップフォーラムSELFを通じた地域社会の創造

2019年4月の第1回SELF合宿より、薩摩リーダシップフォーラムSELFの活動に参加しています。SELFの法人化にあたって、アドバイザーをやって欲しいと言われたので気軽に引き受けたら、いつの間にかソーシャルイノベーション事業部長になっていました。鹿児島県庁18階コワーキングスペース整備事業やカーボンニュートラルに向けた取組など、みんなでワイワイ楽しみながら、まだ見ぬ未来を共に創っています。

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