Methodology

むすびなおしを起こす場づくりと対話のテクノロジー

私たちmusuhiはダイアログファームとして、人・組織・社会・地球の進化に伴走するための「場づくり」と「対話」のテクノロジーを日々磨いています。各プロジェクトで採用する具体的手法は、クライアントの思い描くありたい姿やその場の意図によって臨機応変に選択しますが、ここでは特にmusuhiを象徴するいくつかの理論や方法論についてご紹介します。

Methodology Details

NVC (Nonviolent Communication)

人は瞬間ごと、考え、感じ、願いや必要なことがある。自分のそれによく気づくことでセルフマネジメントし、他者のそれを想像し共感することで理解とつながりが生まれる。「関係の質」を高めるために重要な資質を扱い高めるためのテクノロジーがNVCです。musuhiが意図する安心安全の場づくりの根幹に、NVCがあります。
米国の臨床心理学者、マーシャル・ローゼンバーグ博士が、連綿と続く「非暴力」の精神と実践や、世界の様々な宗教や神話、ネイティブアメリカンの叡智など膨大な探究から体系化したと聴いています。

[参照] NVC Japanネットワーク
http://nvc-japan.net/

LEGO®SERIOUS PLAY®

MITメディアラボのシーモア・パパート教授が提唱する、教育理論「コンストラクショニズム」を基に開発された、レゴブロックを利用した対話メソッド。一人一人の声を大切にし、言葉で表現しにくい内容を具体的な作品として可視化します。他者と共有することで、本当に伝えなくてはならない事に自らも気がつくプロセスをデザインします。GoogleやNASAでも取り入れられている創造的な対話の手法の一つです。

アート思考

これまでの「当たり前」ではない新しい、または時代の中でこぼれ落ちてきた価値観を探求し、表現を続けているアートの世界観や、他の誰でもない自分自身と深く向き合うアーティストの姿勢や思考は、VUCAと言われる今の時代において大切なメッセージになっていると考えられています。個々人の持つ情熱や違和感、ストーリーを大切に扱いながら、チームや組織、社会、世界の中で創造性に満ちた対話と表現の中で新たなイノベーションがうまれていく為に、アート思考への理解は大切なアプローチになると期待しています。

システムコーチング®

「人は誰しも無限の創造性と可能性に満ちている」という見方を、人の集合体であるチームや組織にも向け、“関係性そのもの”を観てはたらきかけることで、会話が変わり、見えていなかったことが見え、関係性のシステムが創造的に変化していく。そのような見方、あり方、方法論の体系がシステムコーチング®です。組織の中の対象となる問題に正面から取り組むのが難しいとき、非常に効果的なアプローチになり得ます。
世界30カ国に展開する国際機関・CRR Globalにより体系立てられており、日本ではCRR Global Japanが提供・認証を実施。大企業から小さな組織、パートナーシップに至るあらゆる関係性のシステムで効果を発揮し、広く実績が認められています。

正式名称:ORSC® (Organization & Relationship Systems Coaching®)

(システムコーチング®、ORSC®は、CRR Global Japan合同会社の登録商標です)
https://crrglobaljapan.com/

つながりを取り戻すワーク - The Work That Reconnects

「地球は一つの生命システムであり、私たち一人ひとりもその一部である」という俯瞰した観点から地球の現在地を見つめ、成長の限界を超えた社会から“生命持続型社会”に向かうためのリーダーシップ開発と活動創出を力強く促すプログラムと思想です。
アメリカの社会/環境運動史上もっとも偉大な活動家の一人として知られるジョアンナ・メイシーが、50年以上に渡る平和・正義・環境運動の分野での活動を通して体系化しました。
musuhiの世界観とビジョンは、この体系とジョアンナの存在に色濃く影響を受けています。

[参照] つながりを取り戻すワーク&ジョアンナ・メイシー
https://joannamacy-japan.com/