南九州を旅しながら持続可能な事業と地域を探究するSDGsラーニングジャーニー

Client: JTB宮崎支店

Period: 2021年4月〜8月

Team: 大岩根 尚

Outline

概要

持続可能な世界の実現に向けて、世界を見ながら地元で活動する人材を育てるため、参加者の高校生が様々なロールモデルに出会い、自分なりの視点で持続可能な世界の実現に向けて考え取り組み始めるきっかけを作ることを意図したツアーを企画・ファシリテートしました。舞台は南九州宮崎・鹿児島。持続可能な未来に向けて取り組む事業者たちを巡りながら現場で学び、対話する2泊3日となりました。

Vision

実現したい状態

SDGsと自分の人生を結びつけて考えるきっかけを作る

事前セッションと本番のツアーを経て、世界の環境・社会・経済の問題と自分のつながりについて、具体的な事例を知り、解決に奮闘する大人たちの姿に刺激を受け憧れている状態を作る。そして持続可能性を人生の大切な要素として位置付け考え始め、自分にできることを模索し始める、ということを意図した場を設計しました。

Process

プロセスデザイン

事前セッション1

事前セッション1回目は、気候変動やSDGsなど、これからの時代の前提知識を共有することと、地域でのサステナビリティの実現のための具体的な働き方の事例を知ること、そして自分の地域のサステナビリティについて考えることを目的としたオンラインでのレクチャー+対話の時間となりました。

事前セッション2

自分の人生とSDGsを繋げて考えるための補助線として、サステナビリティに取り組む2名へのインタビューを聞き、それから自分がなぜサステナビリティに取り組みたいのか、過去を振り返って考える相互インタビューセッションとなりました。

バスの中でのインタビューセッション

2回の事前セッションを経て、いよいよ本番。
バス車内の2時間の移動時間を利用して、インタビューシートをもとに隣同士でお互いのこれまでのことを聴き合い、改めてサステナビリティに向き合うためのマインドセットと関係性をつくってゆきます。

日当山無垢食堂での事例見学

食を通じて地域に循環を作る事業に取り組んでいる日当山無垢食堂にて、物産館を見学、昼食をいただきました。環境や社会に配慮された工夫が随所に見られます。

コンポスト見学

無垢食堂やひより保育園では、コンポストに取り組んでいます。温暖化対策のため、生ゴミとして燃焼させるための化石燃料を使わないことや、生ゴミを肥料として畑に戻し地域で循環させる、ということを実践している事例です。コンポストの暖かさに驚いていました。

ユクサ大隅 海の学校

宿泊場所のユクサ大隅 海の学校では、川畠さんの案内のもと、リノベーションされた廃校を見学。合宿やキャンプ場として新たな命を得た廃校活用の取り組みを学びました。また、ここで無垢食堂の古川りささんの取り組みについてもお話しをいただき、グループにわかれ感想や疑問を対話し、学びを深めました。夜は大隅の幸のBBQ。美しい夕日もみれて最高の1日目となりました。

リサイクルの町、大崎町へ

2日目は、朝から大崎町へ。埋立処分場の長寿命化のために始めた取り組みが、今では日本中から注目される取り組みとなっています。なぜ町を挙げてのリサイクルに取り組むことができているのか。その実態とこれからを学びました。

リサイクルの現場へ

80%以上ものリサイクル率を誇る大崎町の重要な役割を担っている巨大コンポスト「有機工場」と、27品目の分別を実現している「そおリサイクルセンター」へ。ゴミのリサイクルや分別の現場を学びます。大崎町がいちばん心に残った、と答える参加者も多数いました。

SUP体験!

午後からは宮崎へ。川でのSUPを体験しました。地球の持続可能性を考えるために、地球そのものに触れ、五感で楽しみます。

フェアトレードの取り組み

20年以上もフェアトレードのチョコレート作りに取り組む藤岡さんから、チョコレート作りのワークショップをしていただきました。これほどカカオの酸味や甘味、香ばしさが感じられるチョコは食べたことがなく、参加者一同感動でした。

ビーチレインボー

最終日の朝。
自由時間に、ホテルの前のビーチで漂着ごみを拾って虹色に並べ、ビーチレインボーを作りました。

持続可能な畜産業を探る

いよいよ最後の目的地。新富町です。ここでは、こゆ財団中山さんのコーディネートで、2班に分かれてそれぞれの酪農家さんに学びました。

振り返りワークショップ

最後はこゆ財団にて総まとめのワークショップ。
個人ワークも含めながら3日間の旅を振り返り、全員が自分の体験を言葉にし、旅を終えました。

Harvest

収穫

岩田理絵さん(参加者)

かっこいい大人に出会えた

大崎町の生ゴミを集めている場所が全く臭くも危険でもなかったことに驚きました。「地域で循環している」ということを実感できたことが本当に面白い体験でした。
また、今回のツアーで、自分がこうなりたいと思っている理想像に近い大人たちに、地元でお会いすることができたということが本当に大きな体験でした。この旅を通じて自分の将来像がかなり明確になりました。

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