「捨てない」循環型社会へ。環境と経済を両立した次世代ビジネスを担う仲間の採用を実現させる採用活動支援

Client: 株式会社ecommit

Period: 2021年5月-7月

Team: 平野知実

Outline

概要

物で満たされた、大量生産大量消費社会。でもその反面、地球環境は悲鳴をあげています。2015年9月の国連サミットで、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(SDGs)が、加盟国の全会一致で採択される8年前も前から、循環型社会をつくるべく、鹿児島で猛進を続けているのがecommitです。事業が大きく躍進する中で、そのビジョン・ミッションを達成するために採用活動を加速させるべく、採用の仕組みづくりに取り掛かることが経営課題の最優先事項の一つとなりました。

Vision

実現したい状態

ecommitを躍進させる、とびっきりの仲間たちを迎える採用活動の仕組み化を。

創業から14年、急成長を続けてきたecommitがさらに段を上げて加速するために、採用活動が経営課題の最優先事項の一つとなりました。それもその筈、中期経営計画には、3年後は組織も3倍の規模を目指すということが明記されています。新卒採用においては、鹿児島大学を中心に、毎年一定数の学生からの応募があり、安定的に入社につながる流れが出来てきつつあります。しかし、即戦力となる中途採用での採用は、チャレンジングです。CTOやCHROという、まさに経営層の採用も、殊に「鹿児島」という地域においては至難であるだけでなく、ecommitの心臓部である「現場」には、常に人が足りていない状態です。社会・お客様からの増え続けるオファーと、寄せられる期待。積み重なる信頼。しかし、「人」が足りていない。人材の獲得が、ecommitでは急務となっていたのです。

Process

プロセスデザイン

1.採用PJTの立ち上げ・採用チームの発足

事業計画を実現させるためには、それを支え・推進する「人」が必要不可欠です。採用活動においても、まずはその基盤となるチームづくりが必要、ということで、川野社長直属の特命チームとして採用チームが発足しました。吉居CFOがチームリーダーとなり、人事部・ブランド戦略部・事業部(現場)から採用に携わるメンバーが選抜されました。さらに、社外からも3名が採用チームに加わり、役割分担を明確にしつつも、スムーズな協業・サポートがなされる仕掛けとして、週一での定例MTG、および、採用チームの中でもさらに機動力を高めた細やかなチームごとの会議体が生まれ、それらが社内SNS(Slack)を使ってオンタイムに情報共有されるよう整えていきました。また、ecommitが重要視している「対話の文化」醸成に向けて、定例MTGでは、意識的に「チェックイン」を行うなど、心理的安全性が築かれていけるようチームをつくっていきました。

2.​​採用戦略立案(採用コンセプト立案・戦略策定)

ecommitの採用の特性や、採用ターゲット、本社が鹿児島県薩摩川内市にあるなどの環境要因、それらを整理したうえで、採用の勝ち筋を見立てていった結果、集客装置としてのメインの媒体はWantedlyに決定。Wantedlyの各種機能を戦略的に活用していく方法論を検証しながら、採用コンセプトを「地球と人類の未来を救う環境ビジネス」と言語化していきました。また、各部門・ポジションの採用ターゲットを明確化し、採用マーケティングの全体像を明確化していきました。

3.​​記事のライティング・効果検証

ブランド戦略部が、コーポレートブランディングと採用ブランディングを連携させながら、採用におけるクリエイティブを監修。記事のタイトルや写真、公開日時などテストマーケティングを重ねながら、いよいよダイナミックな採用活動が始まりました。勿論、その裏では、求職者から応募があった際の対応フローの交通整理も完了しています。記事公開とともに、多数のアクセス・応募があり、採用活動が本格化していきました。
実際のWantedlyはこちら:https://www.wantedly.com/companies/ecommit-kandk2

Harvest

収穫

吉居 大希
株式会社ecommit
CFO

事業加速させるための採用チームの立ち上げ

2050年になっていたい未来の姿から逆算し策定した中期経営計画で3年後に売上高5倍、従業員数3倍で薩摩川内市初の上場企業を目指すという目標を掲げました。またSDGsに対する世の中の動きから引き合いも増える中で採用が喫緊の課題となっていました。
そんな中で採用PJ発足の中心メンバーとして、全体戦略、チーム作り、進捗管理など採用全体に関し支援いただきました。
採用業務について未経験の社内メンバーでしたが、対話により関係性を瞬く間に築く人間力と、採用に関する圧倒的な専門性により、PJチーム発足したキックオフミーティングが終わる時点では絶対採用できると実感することができていました。
またecommitのことを本質的に理解してくれていると感じることが印象的で、特に採用コンセプトはecommitを良くとらえたもので感動しました。採用活動支援を通じて採用に関する考え方がメンバーにも浸透し、その考え方を軸に業務が進むようになったと感じています。
結果、遅れて始めた22卒の新卒採用で2名内定に至るなど結果も出始めています。本当に感謝しています。

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